火星、木星、土星、天王星、海王星……
人類はさまざまな惑星を開拓し、
そして独立をめぐる戦争に明け暮れていた。
一番最後に開拓された冥王星には、
一番新しい軍隊 ≪PLUTIA≫ が創設された。
――それから、10年。
長い戦いに終止符を打つため、
人類が和平交渉の地に選んだのは、
最果ての冥王星だった。
戦いを終わらせるための和平交渉で、
PLUTIAは戦いに巻き込まれていく――。
辺境の準惑星・冥王星で和平交渉の開催が決定した。
和平交渉開催までを描くPLUTIA第1弾。
新書248P \400
初版2010.5.23 新装版2012.11.18発行
黒とプラチナのファイヤーワルツ
単座機パイロットのグランが新型機ケルベロスのテスト飛行中に暴走事故に遭い、運命的な経験をする。
チョコレイト・ナイト
先天性クークー症候群感染者の双子・ミレーユとリズが恋の話に花を咲かせる。
友情とエントロピーの等価性
ケルベロス開発で課題を抱えるエカリオの相談相手とは……。
クークーが翔んだ日
プルティアが初の本格的な戦闘を経験する。
ネプチュニアン・タクティクス
作戦参謀長グエンの情報戦、そして冥王星での本格的な戦闘に挑む単座機隊の運命は。
ガーベラ、一輪
後方支援大隊長レインバーグが捧げた花に宿る想い。
ついに冥王星での和平交渉が開始。
和平交渉終了までを描くPLUTIA第2弾。
新書250P \400/冊 2012.11.18発行
パルサー・ビート
プルティア整備班のエカリオが新しい技術者に翻弄される。
暁のトッカータ・トリガー
悲しみと重責と運命にもがくグランの前に、再び敵が立ち塞がる。
分岐点
なにをするにも一緒だった双子、ミレーユとリズの運命は、大きく分かれる。
クモノス
土星の単座機隊隊長アンリ少佐が数奇な運命と惑星間の陰謀に翻弄される。
そして和平交渉は終わった
総司令ヤニシュと参謀長グエンが語る。
新書114P \300/冊
2013.11.4発行
「試される辺境の準惑星」の数年前を描くPLUTIA短編集。
冥王星に地縛霊は存在し得るか
プルティア基地内の幽霊騒ぎにナタリーをはじめ単座機隊が挑む。
通信隊最悪の一日
プルティアの通信機能がダウン。オペレーター・リュシーの闘い。
空から注ぐ冷たいロゼ
宿命と恋、サターニアの若きエース・マーベリアの心の葛藤を描く。
マイナスの夜の光
単座機隊に入ったばかりのグランは、隊員たちとまだ距離を感じていたが……。
PLUTIA入隊案内
双子の姉妹がプルティアの各部署を見学する。
新書252P \400/冊 2014.5.4発行
「試される辺境の準惑星」の五年前を描くPLUTIA回想録。
ネプチュニアン・スープ
グエンが海王星軍情報部時代の因縁と戦う。
ジキとジセイの行列式
エカリオは冥王星で謎の物質・プルティッツの研究に参加するが……。
Branching!
ナタリーやライノたち単座機隊は最初にして最大の危機を乗り越えられるのか。
金色の花はどこで咲く
母の復讐と父との生活、マーベリアは木星で二つをを叶えようとしていた。
小説に登場する用語について解説しています。